慣用句とは「古くから広く使われてきた、ひとまとまりの言葉・文句や言い回し」のことです。
慣用句は文章の中で使われることが多い。また体の一部を用いた表現が非常に多い。
参考:がんばれ中学受験生「体の慣用句」 朋徳学院学習ブログ(動画)
1 | 耳が痛い みみがいたい | 欠点や弱点を指摘(してき)されて聞くのがつらいこと。 |
2 | 耳が早い みみがはやい | 物音や世間のうわさなどを聞きつけるのが早い。 |
3 | 耳を疑う みみをうたがう | 聞き違いではないかと思うこと 。 |
4 | 身もふたもない みもふたもない | 言葉が露骨(ろこつ)すぎてうるおいも含みもない。 |
5 | 身を粉にする みをこなにする | 一心に努力すること 。 |
6 | 虫がいい むしがいい | 自分勝手である。自分の都合だけを考えて、 他人のことなどはまったく考えない。 |
7 | 虫が知らせる むしがしらせる | なんとなく心に感じること、予感すること 。 |
8 | 虫が好かない むしがすかない | 何となく気に入らないこと、好感が持てないこと 。 |
9 | 胸をなでおろす むねをなでおろす | 心配事が解決してほっとする。安心する。 |
10 | 目が利く めがきく | もののよしあしを見分ける能力がある。 |
11 | 目が肥える めがこえる | よいものを見慣れて、よしあしを見分ける力が増す。 |
12 | 目が高い めがたかい | よいものを見分ける能力をもっている。 |
13 | 目がない めがない | 他のことが見えないほど夢中なようすのこと 。 |
14 | 目が回る めがまわる | 非常に忙しいことのたとえ。 |
15 | 目くそ鼻くそを笑う めくそはなくそをわらう |
自分の欠点には気がつかないで、他人のことをあざ笑う。 |
16 | 目に余る めにあまる | 程度がひどくて黙って見ていられないほどである。 |
17 | 目に角を立てる めにかどをたてる | 怒った目付きで鋭く見る。 |
18 | 目にものを言わす めにものをいわす | 目使いで相手にこちらの意図を伝える。 |
19 | 目の上のこぶ めのうえのこぶ | なにかにつけて目ざわりなこと 。 |
20 | 目の敵 めのかたき | 憎んで敵視すること。また、その人。 |
21 | 目の中に入れても痛くない めのなかにいれてもいたくない |
子供などを溺愛(できあい)する気持ちやようすのたとえ。 |
22 | 目をつぶる めをつぶる | 欠点や過失を見ないふりをしてとがめない。知らないことにする。 |
23 | 目を丸くする めをまるくする | 驚いて目を大きく開くこと。 |
24 | 指をくわえる ゆびをくわえる | うらやましく思いながら、何もできずにいる。 |
25 | 横車を押す よこぐるまをおす | 道理に合わないことを、強引に押し通そうとすること。 |