慣用句(かんようく) 5                         
慣用句とは「古くから広く使われてきた、ひとまとまりの言葉・文句や言い回し」のことです。
慣用句は文章の中で使われることが多い。また体の一部を用いた表現が非常に多い。
参考:がんばれ中学受験生「体の慣用句」   朋徳学院学習ブログ(動画)    

プリント   Leeのきょうざいかん    Leeの中学館

耳が痛い      みみがいたい 欠点や弱点を指摘(してき)されて聞くのがつらいこと。
耳が早い      みみがはやい 物音や世間のうわさなどを聞きつけるのが早い。
耳を疑う       みみをうたがう 聞き違いではないかと思うこと 。
身もふたもない  みもふたもない 言葉が露骨(ろこつ)すぎてうるおいも含みもない。
身を粉にする   みをこなにする 一心に努力すること 。
虫がいい      むしがいい 自分勝手である。自分の都合だけを考えて、 他人のことなどはまったく考えない。
虫が知らせる   むしがしらせる なんとなく心に感じること、予感すること 。
虫が好かない   むしがすかない 何となく気に入らないこと、好感が持てないこと 。
胸をなでおろす  むねをなでおろす 心配事が解決してほっとする。安心する。
10 目が利く       めがきく もののよしあしを見分ける能力がある。
11 目が肥える     めがこえる よいものを見慣れて、よしあしを見分ける力が増す。
12 目が高い      めがたかい よいものを見分ける能力をもっている。
13 目がない      めがない 他のことが見えないほど夢中なようすのこと 。
14 目が回る      めがまわる 非常に忙しいことのたとえ。
15 目くそ鼻くそを笑う  
めくそはなくそをわらう
自分の欠点には気がつかないで、他人のことをあざ笑う。
16 目に余る      めにあまる 程度がひどくて黙って見ていられないほどである。
17 目に角を立てる  めにかどをたてる 怒った目付きで鋭く見る。
18 目にものを言わす めにものをいわす 目使いで相手にこちらの意図を伝える。
19 目の上のこぶ   めのうえのこぶ なにかにつけて目ざわりなこと 。
20 目の敵       めのかたき 憎んで敵視すること。また、その人。
21 目の中に入れても痛くない   
めのなかにいれてもいたくない
子供などを溺愛(できあい)する気持ちやようすのたとえ。
22 目をつぶる    めをつぶる 欠点や過失を見ないふりをしてとがめない。知らないことにする。
23 目を丸くする   めをまるくする 驚いて目を大きく開くこと。
24 指をくわえる   ゆびをくわえる うらやましく思いながら、何もできずにいる。
25 横車を押す    よこぐるまをおす 道理に合わないことを、強引に押し通そうとすること。