慣用句(かんようく) 4
慣用句とは「古くから広く使われてきた、ひとまとまりの言葉・文句や言い回し」のことです。
慣用句は文章の中で使われることが多い。また体の一部を用いた表現が非常に多い。
参考:がんばれ中学受験生「体の慣用句」 朋徳学院学習ブログ(動画)
1 | 二の句がつげない にのくがつげない | あきれたり驚いたりして、次に言うべき言葉が出てこない。 |
2 | 猫のひたい ねこのひたい | 場所がとても狭(せまい)いこと。 |
3 | 猫をかぶる ねこをかぶる | まるでおとなしい猫のようにふるまうこと。 |
4 | 寝耳に水 ねみみにみず | 突然思いがけないことを聞いてびっくりすること 。 |
5 | 根も葉もない ねもはもない | 何の根拠(こんきょ)もないこと 。でたらめである。 |
6 | のどから手が出る のどからてがでる | 欲しい気持ちが非常に強いことのたとえ。 |
7 | 歯が立たない はがたたない | 物事がむずかしくて処理できないこと。また、相手が強すぎてかなわないこと。 |
8 | 馬脚をあらわす ばきゃくをあらわす | 隠していた事があらわれる。 |
9 | 鼻が高い はながたかい | 得意になっていること。誇らしい。 |
10 | 鼻であしらう はなであしらう | ばかにして冷たくすること |
11 | 鼻につく はなにつく | においが鼻につきまとう。あきて嫌になる。また、人の振る舞いなどがうっとうしく感じられる。 |
12 | 鼻をあかす はなをあかす | 出し抜いてあっと言わせる。 |
13 | 鼻を折る はなをおる | 得意がっている者をへこませて、恥をかかせる。 |
14 | 歯に衣を着せぬ はにきぬをきせぬ | 思ったとおりをずけずけと言う。 |
15 | 腹が黒い はらがくろい | 心がねじけていて悪事をたくらむ性質である。 |
16 | 腹を抱える はらをかかえる | おかしくてたまらず大笑いする。 |
17 | 腹を決める はらをきめる | 決心する。覚悟をする。 |
18 | 腹をくくる はらをくくる | 覚悟を決める。いかなる事態にもひるまないよう心を固める。 |
19 | 腹を割る はらをわる | 何事も隠さず、すべてをさらけ出すこと。本心を打ち明ける。 |
20 | ひざを交える ひざをまじえる | 立場など分けへだてなく交流すること。 |
21 | 船をこぐ ふねをこぐ | 《船をこぐようすに似ているところから》からだを前後にゆらしていねむりをする。 |
22 | 骨を折る ほねをおる | 苦労する。力をつくす。いとわないで人の世話をする。 |
23 | まゆにつばをつける | 相手にだまされないように気をつけること。 |
24 | 水に流す みずにながす | 過去のいざこざなどを、すべてなかったことにする。 |
25 | 水を差す みずをさす | 仲のいい者どうしや、うまく進行している事などに、わきからじゃまをする。 |