慣用句(かんようく) 3    

慣用句とは「古くから広く使われてきた、ひとまとまりの言葉・文句や言い回し」のことです。
慣用句は文章の中で使われることが多い。また体の一部を用いた表現が非常に多い。
参考:がんばれ中学受験生「体の慣用句」   朋徳学院学習ブログ(動画)   

プリント   Leeのきょうざいかん   Leeの中学館

さじを投げる   さじをなげる 医者が、これ以上の治療はないと患者を見放すこと。
さばを読む    さばをよむ 自分の都合のよいように数をごまかすこと 。
しっぽをだす   しっぽをだす かくしていたこと、悪事やごまかしていたことが分かってしまうこと。
舌をまく      したをまく あまりにもすぐれているので、たいへん驚く。
舌つづみを打つ   したつづみをうつ あまりのおいしさに舌を鳴らす。
尻に火がつく   しりにひがつく ものごとがさしせまっている。
すずめの涙    すずめのなみだ とても少ないこと。
すねをかじる   すねをかじる 自分の力では生活ができないため人に養ってもらう。
背に腹はかえられない   
せにはらはかえられない
大切なものを守るためには、他のものを失っても仕方がないということ。
10 高をくくる     たかをくくる これくらいのものだろうと、軽く考えること。
11 立て板に水    たていたにみず よどみなくすらすらとしゃべる様子。
12 玉にきず      たまにきず それさえなければ完全なのに、ほんの少しの欠点があること。
13 血も涙もない   ちもなみだもない 人間的な心情が全くない。少しも思いやりの心がない。
14 鶴の一声      つるのひとこえ 話し合いが決まらないとき、 すぐれた人物の一言が話し合いをまとめてしまうこと。
15 月とすっぽん  つきとすっぽん 二つのものが比較にならないほど大きく違っている。
16 手に汗をにぎる  てにあせをにぎる 見たり聞いたりしながら、興奮したり緊張したりする。
17 手も足も出ない  てもあしもでない どうすることもできないこと。
18 手を切る      てをきる 関係を断(た)つ。交際を断つ。
19 手をこまねく    てをこまねく 手出しせずなにもしないで見ている
20 手をにぎる     てをにぎる 協力する。仲直りをする。
21 手をぬく       てをぬく 必要な手間をはぶく。仕事などをいいかげんにする。
22 手を焼く       てをやく うまく処理できなくて困る。てこずる。もてあます。
23 頭角を現す     とうかくをあらわす 技術や才能がすぐれ目立つ
24 途方に暮れる   とほうにくれる 方法や手段がなくなり、どうしてよいかわからなくなる。
25 二の足をふむ   にのあしをふむ 思い切れずに、ぐずぐずとしり込みをすること