慣用句(かんようく) 2    

慣用句とは「古くから広く使われてきた、ひとまとまりの言葉・文句や言い回し」のことです。
慣用句は文章の中で使われることが多い。また体の一部を用いた表現が非常に多い。 
参考:がんばれ中学受験生「体の慣用句」   朋徳学院学習ブログ(動画)            

プリント   Leeのきょうざいかん    Leeの中学館

顔が売れる    かおがうれる 名が広く世間に知られる。有名になる。
顔が利く      かおがきく 権力があったり信用があったりして、特別のあつかいが受けられる。
顔が広い     かおがひろい 知り合いが多く、つきあいが広い。
顔から火が出る   かおからひがでる 恥ずかしさで顔が真っ赤になる。
顔を貸す     かおをかす 頼まれて、人に会ったり会合に出席したりする。
肩の荷がおりる   かたのにがおりる 責任や義務を果たして、ほっと一安心する。
肩を持つ     かたをもつ 味方をする。ひいきをする。
角が立つ     かどがたつ 様子やふんいきが険悪(けんあく)になる。
気が置けない  きがおけない 遠慮しなくていい。
10 気に病む     きにやむ くよくよと悩む。
11 肝をつぶす    きもをつぶす 突然のできごとに驚く。
12 気をもむ     きをもむ いろいろと心配して悩む。
13 くぎをさす    くぎをさす あらかじめ念をおす。
14 口がかたい   くちがかたい 言ってはいけないことを決して言わない
15 口が軽い     くちがかるい べらべらとよくしゃべって、言ってはいけないことまで言ってしまう。
16 口がすべる    くちがすべる 言ってはいけないことや言う必要のないことをうっかりしゃべってしまう。
17 口車に乗せる   くちぐるまにのせる 言葉たくみに言いくるめて、相手をだます。
18 口を割る      くちをわる 隠していたことを、仕方なしに話す。
19 首を切る      くびをきる その組織に不必要な、または好ましくない者として解雇(かいこ)する。
20 首がまわらない  くびがまわらない 借金などのやりくりがつかない。
21 首を長くする    くびをながくする 今か今かと待ちわびる。
22 腰が重い      こしがおもい 気軽に行動を起こそうとしない様子。
23 腰が低い      こしがひくい ていねいでへりくだった様子。
24 腰を折る      こしをおる   途中でじゃまをする。
25 小耳にはさむ   こみみにはさむ ちらりと聞く。