ことわざ 4   日本のことわざをおぼえよう!

 プリント  Leeのきょうざいかん Leeの中学館 

おぼれる者はわらをもつかむ
おぼれるものはわらをもつかむ
人はとても困ったとき、まったく頼りにならないものにまで必死にすがろうとする
親の心子知らず
おやのこころこしらず
親の子に対する深い愛情がわからず、子が勝手気ままにふるまうこと
鬼に金棒
おににかなぼう
強い者が何かを得て、さらに強くなること
鬼の目にも涙
おにのめにもなみだ
心が冷たい人間でも、ときには同情やあわれみを感じて涙を流す
親の七光り
おやのななひかり
権力を持つ親の子どもがその恩恵を受けること
思い立ったが吉日
おもいたったがきちじつ
何かをしようと決意したら、そう思った日を吉日としてすぐに取りかかるのが良い
かえるの子はかえる
かえるのこはかえる
子の性質や能力は親に似るものだということ
かっぱの川流れ
かっぱのかわながれ
名人や達人であっても、油断して簡単な失敗をすることがあるということ
亀の甲より年の功
かめのこうよりとしのこう
年長者の経験は貴重であり、尊重すべきものだということ
10 枯れ木も山のにぎわい
かれきもやまのにぎわい
つまらないものでも、無いよりはましであるということ
11 きじも鳴かずばうたれまい
きじもなかずばうたれまい
よけいなことを言ったばかりに、自ら災いを招くこと
12 木を見て森を見ず
きをみてもりをみず
小さいことに気を取られて、全体を見失うこと。
13 口はわざわいの元
くちはわざわいのもと
うっかりしたことを言い災いを招くことになるから、言葉は十分につつしむべきだということ
14 臭い物にふたをする
くさいものにふたをする
都合の悪いことが他にもれないように、かくすこと
15 光陰矢のごとし
こういんやのごとし
月日の経つのがとても早いこと
16 弘法にも筆の誤り
こうぼうにもふでのあやまり
どんな名人・達人にも、時には失敗することがあるということ
17 紺屋の白ばかま
こんやのしろばかま
他人のためにばかり働いて、自分のことに手が回らないこと
18 転ばぬ先の杖
ころばぬさきのつえ
何かを始める前には、失敗しないように準備や用意をしっかりするのがよい
19 触らぬ神にたたりなし
さわらぬかみにたたりなし
かかわり合いさえしなければ、余計な災いを受けることもないということ
20 好きこそ物の上手なれ
すきこそもののじょうずなれ
人は好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早いということ

「故事ことわざ辞典」を参考にさせていただきました。